美容師としての復帰を考える方に必ず知っておいてほしい3つの働き方 | SALON SEA

美容師としての復帰を考える方に必ず知っておいてほしい3つの働き方

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かつてはスタイリストとしてバリバリ働いていたけれど、結婚、出産、育児を機に美容師をやめてしまったという方、実は相当多いのではないでしょうか。

現在50万人が美容師として働いているといわれていますが、美容師資格を持ちながら実際には働いていない休眠美容師が70万人もいるといわれています。

多くの美容師が、結婚や出産を機に美容師という仕事が、ライフスタイルに合わなくなったという理由でやめています。現在働いている美容師の1.5倍近くに上る休眠美容師の方に、実は今多くのサロンが熱い視線を送っていることをご存知でしょうか?

今回は、かつては美容師として働いていたけれど結婚、出産を機にやめてしまった。でも、子供も成長して時間に余裕が出てきた。そんな美容師として復帰を考えている方に必ず知ってもらいたい3つの働き方をまとめました。

そもそも復帰することは可能なのか

やめてから10年以上のブランクがある。やめてからハサミを持ったことすらない。という方、安心してください。多くの先輩がそんな状況から無事美容師としてのキャリアをリスタートしています。もちろん、どのような美容師を目指すのか、どのような働き方をするかによっても難易度は異なりますが、どのサロンも人手不足の今、復帰することは決して不可能ではありません。
こちらの記事(統計から見る美容師の転職環境 有効求人倍率は4.5倍!?)にも書きましたが、美容師に限らず、現在は未曽有の人手不足の時代です。美容師に限って言うと全国で24万店舗以上ある美容室は毎年3,000店舗ずつ増えているのに対して、働いている美容師は50万人しかいません。1店舗あたり約2人で経営していることになります。これでは満足に運営することも難しく、サロンにとっては働いてもらえる美容師を喉から手が出るほど欲しいという環境です。

美容師として今のライフスタイルに合った働き方ができるのか

復帰を考える際に、「家事」「育児」の時間を確保しながら働くことができるかなど、拘束時間や勤務シフトといったワークスタイルが大きなポイントになってくると思います。ご存知の方も多いかもしれませんが、美容師の働き方も多様化しており、復帰後もフルで働くことが難しいという方にとっても、無理なく働ける働き方が存在します。

美容師派遣

派遣の美容師として働く方法です。一般的な派遣社員と同じように、美容師専門の派遣会社に所属して派遣美容師として働きます。

派遣美容師のメリットは、自由なシフトで働くことができる点、社会保障が整っている点があります。派遣美容師は直接サロンに雇用されるのではなく、派遣会社と雇用契約を結びます。直接の雇用主はサロンではないため、常に時給を意識して業務指示を出さなければなりません。結果として、朝礼や無駄な残業などがほとんどないため、あらかじめ自分で申告したシフトで働くことが可能です。また、派遣会社とは雇用契約を結ぶため、社会保障にも入ることができる点も安心です。

1,000円カット

QBハウスや11カットなど、いわゆる「1,000円カット」の美容室もブランクがある美容師の方にとっては復帰先として有望です。

1,000円カットと聞くとあまり良いイメージを持たない方も多いかもしれませんが、研修も整っており、パートとしての採用も実施しているサロンも多いため、イメージだけで選択肢から外してしまうのはもったいない選択です。

1,000円カットの先駆的存在であるQBハウスでは最短6ヶ月の研修でスタイリストになれるプログラムが用意されているなど教育体制もしっかりしています。また、FaSSというブランドで展開しているサロンでは、カットだけではなくスタイリングまで手掛けるというコンセプトを持っているようで、現役時代に培ったテクニックを生かす働き方をすることも可能かもしれません。

フリーランス

最後の働き方はフリーランスです。フリーランスはその名とおり、個人の裁量で自由に働くことができることが最大のメリットです。店舗から雇用されることがないので、自分の予定に合わせた働き方を最も実現しやすいのがフリーランスです。

フリーランスで働く場合には、業務委託サロンと面貸しの2つの方法があります。業務委託サロンは、サロンと業務委託契約を結び、主にサロンが集客したお客さんを施術するスタイルです。面貸しは、施術する面(スペース)を借りて、自分のお客さんに施術をするというスタイルです。いずれも、個人事業主という形になるので、確定申告の必要や賃金の保証がない(ことが多い)などのデメリットもありますが、自分の好きなだけ働いて、その分の報酬を貰いたいという方にはあっているかもしれません。

まとめ:自分にあった働き方で美容師として復帰しよう

この記事で見てきたように、近年、美容師の働き方は多様化してきているようです。お子さんがいらっしゃる場合、バリバリ働いていきたい場合など自分のライフスタイルに合った働き方を選ぶことで、スムーズに復帰することができるかもしれません。

美容師として現役で働いていた時代と自分の環境も美容業界の環境も変わっている部分が大きくあると思います。まずはいろいろと情報収集することから始めてみるのがいいかもしれません。


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